日経サイエンスの「数学は発明か発見か」を読んだ。実在論(数学的プラトニズム)と反実在論(形式主義、フィクショナリズム)の話を軸に、それぞれの難点をあげ、数学の哲学の立場は数学の実践に影響しないと結論。特に新しく得るところはなかったが、同意できるところも多くたいへん読みやすかった。
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良かったと思われるのは、 ・数学の営みを劇に喩え、「劇中のどの人物(人間の創作物)が数学的規範となるかは、結果として劇がどれだけ面白くなるかによるのがふつう」と言っているところ。